綾部・福知山医師会と懇談  PDF

綾部・福知山医師会と懇談

2月21日 福知山市中央保健福祉センター

地域に見合った医療提供体制を

 協会は2月21日、綾部・福知山医師会と懇談会を開催した。出席は、綾部4人、福知山8人、協会5人であった。
 懇談は福知山医師会理事の牧野吉秀氏の司会で進行。同会会長の尾嘉興氏から「医療情勢は年々刻々と医師側に不利に変化する中、せっかくの懇談会に参加者が少なく残念である。しかし、あるべき医療を考える有意義な会議としたい」とあいさつがあった。協会の垣田理事長は、昨年の災害見舞いを述べた後「一体的改革全体を見据えた議論を行うために意見をいただき、しっかり対応したい」と力強く述べた。
 続いて、協会から「医療・介護提供体制と医療保険制度の一体的改革」「新専門医制度と総合診療専門医」の各テーマについて情報提供し、意見交換に入った。
 意見交換では「団塊の世代が後期高齢者となる2025年は病院で死ねない時代が来るのか」と地区から問題提起があった。これに対し、「病院には24時間医師がおり、看取りを担う意思もある。在宅での看取りは家族状況によってどこの家庭でも可能なわけではない。地域の関係者皆で対応できるように工夫できればと思う」「2025年に向け医療機関は急性期、回復期、慢性期と医療機能別の選択を強いられ、都道府県はそれを受けて地域医療構想を策定し、さらなる機能分化を推し進めようとしている」「退院後は、医療・介護をはじめとして持てる地域資源の連携でどこに住んでいても、その人にとって適切な医療・介護サービスが受けられる社会へと政府は青写真を描いている。しかし、都市部ではまだしも、病院が点在する広域エリアではそれに見合った中長期的展望が必要だ」との意見が相次いで出された。
 その他、新専門医制度と総合診療専門医についても活発に議論が行われた。
 また、事前に地区より寄せられた意見である「電子カルテ・電子レセプトの利用・分析」については、「最大の問題は為政者や民間企業・業界等が個人情報の入手、利活用を強く求めていることと、個人情報の漏洩・不正使用等のリスクとが真っ向から対立することである」と、協会の見解を述べた。
 最後に綾部医師会会長の米谷博夫氏から「この懇談を今後の医療活動に役立てていきたい」とあいさつがあり、会場を移して懇親を深めた。

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