給付の効率化、より着目を/一体改革で健保連会長談話  PDF

給付の効率化、より着目を/一体改革で健保連会長談話

 政府・与党が取りまとめた社会保障と税の一体改革成案を受け、健保連は7月7日「国民間の負担の公平性や給付の重点化・効率化により着目した具体的な案に深化させ、国民的合意を図っていくべき」との会長談話を発表した。

 談話では、医療・介護保険制度の持続性確保には医療費適正化などが不可欠とし「改革案は医療・介護サービス提供体制の改革の方向性や目標数値を示しているものの、実現するための具体的な方策や工程を明示していない」と指摘。「給付と提供体制のさらなる重点化・効率化を通じた医療費などの適正化策を早急に策定し実現をはかるべき」とした。

 高齢者医療制度については「前期高齢者への公費投入・拡充について、全く考慮されていないことは大変遺憾」と主張。介護保険制度関連で盛り込まれた介護納付金の総報酬割の導入については「単に協会けんぽに係る国庫補助相当額を健保組合などに負担転嫁する肩代わりの構図にすぎない」とし、反対とした。(7/8MEDIFAXより)

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