経済的理由で拒否、医科診療所の46%/保団連調査  PDF

経済的理由で拒否、医科診療所の46%/保団連調査

 保団連は11月11日、経済的理由による治療中断や治療拒否などの受診実態に関する調査報告の最終集計を発表した。この半年間に、患者の経済的理由から治療を中断・中止する事例が歯科診療所で多いことや、医療費負担を理由に検査・治療・投薬を断られる事例が医科診療所で多いことなどが浮き彫りとなった。

 調査は各都道府県保険医協会や医会、所属する病院、医科診療所、歯科診療所を対象に5月中旬から6月上旬にかけてと、7月下旬から10月にかけて実施。回答した9677医療機関のデータを基に受診実態調査の結果をまとめた。

 調査結果を医療機関別に見ると、治療の中断・中止が「あった」と答えた割合は歯科診療所が51.3%、医科診療所が33.6%、病院が23.3%だった。検査・治療・投薬を断られたことが「あった」と答えた割合は、歯科診療所が39.3%、医科診療所が45.5%、病院が39.3%だった。また、患者一部負担金の未収金の発生については、歯科診療所が47.4%、医科診療所が46.3%、病院が75.0%だった。(11/12MEDIFAXより)

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