約143万人の妊婦が健康診査を受診/09年報告  PDF

約143万人の妊婦が健康診査を受診/09年報告

 厚生労働省の2009年度「地域保健・健康増進事業報告の概況」によると、市区町村実施の妊産婦一般健康診査を受けた実人員は「妊婦」約143万1000人、「産婦」約6万7000人となった。また、保健所・市区町村で精神障害者の社会復帰や心の健康づくりなどに関する相談などを行った延べ人員は「相談」約81万8000人、「デイ・ケア」約19万2000人、「訪問指導」約31万8000人、「電話相談」約114万3000人となり、「相談」と「電話相談」が前年を上回った。

 市区町村が実施した肝炎ウイルス検診の受診者数は「B型肝炎ウイルス検診」が約64万4000人でそのうち「陽性」と判定された人は約8000人だった。「C型肝炎ウイルス検診」は約64万人が受診し、「現在、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が極めて高い」と判定された人は約6000人となった。

●がん検診受診率、胃がん10.1%、肺がん17.8%
 市区町村が実施した09年度がん検診受診率は「胃がん」10.1%、「肺がん」17.8%、「大腸がん」16.5%、「子宮がん」21.0%、「乳がん」16.3%となった。また、08年度に実施したがん検診の要精密検査者のうちがんだった人のがん検診受診者に対する割合を見ると、「乳がん」0.32%、「大腸がん」0.21%、「胃がん」0.17%、「子宮がん」0.07%、「肺がん」0.06%、となった。(2/24MEDIFAXより)

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