第657回社会保険研究会
日常診療における呼吸器疾患と保険上の留意点
日 時 11月7日(土)午後2時30分〜4時30分
場 所 京都府保険医協会・ルームA〜C
講 師 三菱京都病院
院長補佐兼呼吸器外科部長
京都府国保連合会審査委員
山下直己氏
日常診療においてしばしば遭遇する呼吸器疾患は、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺がん、呼吸器感染症の4大疾患です。これら4大疾患は、喫煙や大気汚染など環境要因の悪化や急速に進む人口の高齢化と密接な関係がみられ、今後ますます増加すると予想されています。
日本における2014年度の死亡原因の1位は悪性新生物で、このうち肺がんの割合が最も多くなっています。3位は呼吸器感染症で10位がCOPDになっています。世界的にみるとWHOは2020年度の死亡原因を、3位COPD、4位呼吸器感染症、5位肺がんと予測しています。
これら4大呼吸器疾患を中心に当院で診療を行った症例を提示し、解説いたします。先生方の今後の実地臨床のお役に立てましたら幸いです。
カリキュラムコード:
45)呼吸困難 46)咳・痰 47)誤嚥 79)気管支喘息