第645回社会保険研究会/ガイドラインと保険診療をふまえた「甲状腺疾患の診かた、考えかた」  PDF

第645回社会保険研究会

ガイドラインと保険診療をふまえた「甲状腺疾患の診かた、考えかた」

  • 講 師 国立病院機構 京都医療センター 診療部長 田上哲也 氏
  • 日 時 7月28日(土)午後2時〜4時
  • 場 所 京都府保険医協会・会議室
  • 共 催 京都府保険医協会 あすか製薬株式会社
      ※参加は無料、事前申込は不要です。
      ※日医生涯教育講座対象の研究会です。

<田上先生からのメッセージ>
 甲状腺疾患について一般医家の方々に知っていただきたい理由はいくつかあります。第一に、首が腫れてきたと言って来られる方は別にして、甲状腺機能亢進症や低下症の症状は不定愁訴に近いものが多く、甲状腺疾患を疑わないと見逃してしまう可能性が低くないこと。原因がわからず長年放置されていたり、他の疾患に間違われて治療されていたりします。第二に、一般血液検査の項目には甲状腺ホルモンは含まれていませんが、甲状腺機能異常を疑うヒントが隠れていることが少なくないこと。第三に、甲状腺ホルモンを測定さえすれば一目瞭然になること。第四に、甲状腺疾患の頻度はおよそ15人に1人と意外に高く、一般外来で遭遇するのは必至であることです。本講演では臨床医と支払基金審査委員の立場から「査定されない甲状腺疾患の診かた」についてわかりやすくお話したいと思います。

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