第28回保団連医療研究集会に報告 府内の大気汚染調査と福島原発避難者アンケート結果で  PDF

第28回保団連医療研究集会に報告 府内の大気汚染調査と福島原発避難者アンケート結果で

 「地域医療におけるこれからの市民と医療者の連携」をメインテーマに、10月12・13日の両日、第28回保団連医療研究集会が横浜で開催された。全国各地からの参加者は、医師・歯科医師、一般市民ら1607人に上った。

 1日目は、倍賞千恵子氏による記念講演「歌うこと、演じること、そして生きること」、出河雅彦氏、大磯義一郎氏、権丈善一氏らによるシンポジウム「医療再生へ、医療の倫理と自治―市場化、医療事故、医学研究の『底流』を穿つ」などが行われた。2日目の分科会では、京都協会から山本昭郎環境対策委員が「府内の大気汚染調査」をテーマに、会員協力のもとで測定したNO2カプセルの結果(第2851号第3面既報)を報告した。

 また、飯田哲夫理事は「京都に於ける福島原発事故避難者」をテーマに、避難者としてさまざまな活動を行っているいくつかの市民グループと協会が共同で作成、実施した避難者を対象としたアンケートの結果(第2853号第2面にて既報)などを報告した。そのほか、在宅セミナーとして、「かかりつけ医が取り組める在宅医療―実はハードルは低い 地域社会、他職種連携に目線を」が市民公開講座として行われた。

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