第4回文化講座 平安京の実像−王朝京都は本当に"平安"だったのか−

第4回文化講座 平安京の実像
−王朝京都は本当に”平安”だったのか−

 794年10月22日、桓武天皇は京都に都を移しました。この直後に人々はこの都を平安京と名づけました。実はこの名前の付けかたは異例なものでした。それまでの都は全て地名をとったものだったのです。いったいなぜこうした名前になったのでしょうか。それは、この都こそは平安であってくれという人々の祈りと願いがこめられたものなのです。平城京や長岡京ではどろどろとした政争がくりひろげられ、多くの血も流れました。どうかそうならないようにとのネーミングだったのです。では実際この平安京はその名のとおりに平安だったのでしょうか。今年は源氏物語千年にあたりますが、その頃の暮らしの姿を、史料や絵巻などから考えてみたいと思います。

日 時

11月30日(日)午後2時〜4時

場 所

旧九条家茶室「拾翠亭」(京都御苑内)

講 師

井上 満郎 氏
京都産業大学教授、京都市歴史資料館長 井上 満郎 氏

定 員

30人(先着順)※要申込

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