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税務記帳講習会開く

記帳は節税・経営改善対策の第一歩

 協会は税理士の山口稔氏を講師に迎えて、5月23日に税務記帳講習会を開催した。

 どんなに優秀な税理士に依頼していても、適切に記帳ができていなければ経営状況を正確に見ることはできない。そうした、記帳する意義について解説し、実際の記帳実務を講習した。

 記帳することは、正しい確定申告を行うためには必要不可欠である。また、記帳することよって日々の経営内容を把握し、所得を正確に把握することで経営判断が可能となり、事業借入する際の返済可能額や生活費、いわゆる可処分所得が導き出せる。そうすることが節税や経営改善につながることを解説した。

 また、金銭出納帳の記帳方法や、銀行帳の記帳方法、経費の仕分けについての考え方、未収金の計上方法、薬品材料費の計上方法、家事関連費の按分は合理的な方法をとることなどについても解説し、自院で記帳することが経営判断を行う上でいかに重要であるかを解説した。

 なお、2014年1月から個人の白色申告事業者すべてに対しても記帳が義務化され、帳簿の保存が義務化される。協会では、簡易な記帳書類として「窓口収入(現金)日計ノート」「出入伝票」の使用を推奨しているので、是非ご利用いただきたい。

熱心に耳を傾ける参加者
熱心に耳を傾ける参加者

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