秋晴れの宇治で史跡めぐり
恒例の文化ハイキングを10月19日に宇治方面にて開催。宇治市内の名所・旧跡を巡った。参加者は総勢16人。以下、参加記を掲載する。
優美な鳳凰堂にためいき 初のお茶ひき体験も
辻医院 原田久美子(伏見)
台風18号、19号と続けて来たあとの、久しぶりの快晴。10月19日、京阪宇治駅を総勢16人で出発しました。
講師の脇野先生は毎回わかりやすく解説してくださり、今回も私にとっては何年ぶりかの宇治が、行く前からとても楽しみでした。
放生院(橋寺)では、重要文化財の指定を受けた本尊地蔵菩薩をありがたく拝ませていただきました。少し前傾の、一歩足を踏み出されたお姿が私たちを救ってくださるようで印象的でした。
源氏物語ミュージアムから気持の良い小径をたどり、宇治上神社へ。現在は残念ながら修復中でしたが、最も古い神社建築で、なんだかそのころの景色が目に浮かびました。国宝、そして世界遺産にも登録されているということで、たくさんの参拝客と観光ボランティアの方たちでにぎわっていました。
次に訪れた宇治神社では、ここへの道案内をウサギが行ったということで、見返り兎のお守りがありました。このお守りはおみくじになっています。私は何個か並んでいる中から、かわいいウサギのお顔のを選んで買い求めました(かわいすぎて、まだおみくじを開けていません)。
興聖寺で記念写真、塔の島の十三重塔を見学し、花やしき浮船園で昼食。確か山本宣治のお墓があると昔聞いたような…。今回は寄らずに次の平等院へ。協会の方たちのおかげで並び待つこともなく阿弥陀堂を見ることができました。そして、鳳凰堂は美しくたたずんでいました。平等院の参道にある上林三入本店では、宇治茶資料室を見学してから抹茶体験ができました。ただ抹茶をいただくだけでなく、自分でお茶をひいて立てていただくことができました。茶師であるご主人のお話によると宇治にある茶畑はとても少なく、本物の抹茶がいただけるのはここだけということで、私は抹茶に疎いのですが、とても興味が持てました。今回はここで解散。店先にはほうじ茶の炒ったとても良い香りがただよっていました。
皆さまいろいろお世話になり、ありがとうございました。次回はどんな素敵な所へ行けるのか、楽しみにしながら帰途につきました。