私のすすめるラジコン趣味  PDF

私のすすめるラジコン趣味

大澤正巳(西陣)

 私は大学病院麻酔科の講師として、長時間勤務、学会発表などのノルマ、宿直業務に疲れておりました。1999年にペインクリニックを開業し、これまでの過激な業務から解放されたある日、たまたま通りかかった小さな模型店のウインドウに小さなヘリコプターが飾ってありました。突然、いつかはラジコン飛行機を飛ばしてみたいとの夢を思いだし、扉をあけたのがはじまりでした。その小さなヘリコプターはラジコンではなく、長いコードがついたリモコンでしたが、そこの店主と話が合い、まずはこれからと即購入しました。一度火がついたら後にはもどれません。次には大きな電動のラジコンのヘリコプターを購入しましたが、ホバリングも難しく、何度も破損、修理を繰り返し、はじめて納得のできたホバリングができたときは友人に撮ってもらった写真を家内にみせて、あきれられていました。その後、グローエンジンで飛ぶ飛行機やヘリコプターなどを作っては飛ばしていました。その間に技術革新はラジコンの世界にも浸透し、強力なモーターや軽くて長持ちのするリチウム電池、電波の混信を気にしないですむ2・4GHzの送受信機などが発売され、気がつけば翼長2mを超える飛行機などで自室は足の踏み場がない状態となりました。

 2010年11月に血管肉腫と診断され、手術、放射線治療、化学療法を受け、医院も休院し、一時はラジコン趣味もあきらめておりました。今は週に2〜3回通院してインターロイキン、インターフェロンの局注と点滴、定期的な化学療法を継続していますが、体調の良いときは気のあったラジコン仲間たちと大空に悠然と飛ぶ飛行機を愛でながら楽しんでいます。気分も爽快となり、ストレス解消にはもってこいです。自分の思い通りに飛ばせるようになるまではトレーニングが必要ですが、面白いものです。ラジコン趣味はじめてみられませんか?YouTubeでmohsawa1を検索してみて下さい。

ラジコン飛行機

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