福田首相、突然の辞任表明/社会保障抜本見直し「方向性出せた」
福田康夫首相は9月1日夜、首相官邸で会見し、「新しい布陣の下に政策の実現を図らなければいけないと考え、本日、辞任することを決めた」と述べ、退陣を表明した。会見の中で福田首相は「就任して1年近くたったが、正直申し上げて最初から、政治資金の問題や年金記録問題、C型肝炎問題など、次から次へと積年の問題の顕在化に遭遇し、処理に忙殺された」と振り返った。その上で、これまで誰も手を付けなかった国民目線の改革に着手したとし、「社会保障国民会議を通じた社会保障制度の抜本見直しなどについて、最終決着はしていないが方向性は打ち出せたと思っている」と述べた。(9/2MEDIFAXより)