禁煙したい市民を支援/岐阜市、補助剤無料配布
たばこをやめたいあなたを応援します―。岐阜市は9月から、市薬剤師会と共同で、希望する市民に禁煙補助剤のパッチを無料で配布し、薬局の指導を受けながら禁煙に取り組んでもらう事業を始める。同市によると、自治体が個人に禁煙支援をするのは全国的に珍しい。
岐阜市は市民の健康につながる「目玉政策」(担当者)として個人への禁煙支援を企画。市健康増進課は9月9日まで、禁煙に挑戦したい20歳以上の市民100人を募集。参加者は提携する市内の薬局で2週間分の補助剤をもらい、指導を受ける。3週目以降は自分で補助剤を購入する必要があるが、指導は引き続き無料。3カ月で禁煙達成を目指す。
自宅や職場の近くなど通いやすい薬局を選ぶことができる。医療機関への通院に抵抗がある人も取り組みやすくするのが狙いだ。
同課の野原嘉朗主幹は「禁煙は最初の2週間がつらいとされるので、無料配布がきっかけになれば」とし「市が目指す『たばこの害のないまちづくり』につなげたい」と期待している。(8/30MEDIFAXより)