社会医療法人、08年度の認定は34法人  PDF

社会医療法人、08年度の認定は34法人

 厚生労働省は3月31日、社会医療法人制度がスタートした初年度の2008年度の認定は、21道府県・34法人だったことを明らかにした。4月1日には、神奈川と埼玉にまたがる社会医療法人も認定される見通しだ。これで4月1日時点での認定は10法人増えて27都道府県・44法人となる。2年目に入る社会医療法人制度について厚労省は「今後も都道府県から報告が上がってくることが予測される。順調に推移している」(医政局指導課)としている。

 初年度の業務区分で最も多いのは、圧倒的に救急医療。しかし、認定要件を何とかクリアした法人から、救急搬送件数が3000件を超える法人までばらつきが大きいのが実態だ。

 初年度認定分の法人形態の内訳は、一般医療法人が5法人、特定医療法人が16法人、特定・特別医療法人が11法人、特別医療法人は2法人だった。制度スタート時点では、特定・特別医療法人から順次、社会医療法人への移行が予測されたが、実際には一般医療法人からの参入が予想以上に早い時期から進み、へき地医療を業務区分にした診療所の社会医療法人への移行も始まった。(4/1MEDIFAXより)

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