社会保障費圧縮見直しを/超党派議連、医師からヒアリング

社会保障費圧縮見直しを/超党派議連、医師からヒアリング

 超党派の「医療現場の危機打開と再建を目指す国会議員連盟」は7月25日、衆院議員会館で、医師増員を求める医師や医学生と意見交換した。出席者からは、社会保障費の伸びを毎年2200億円圧縮する政府方針に不満が相次いだ。

 会合で、医師側は「勤務医不足は深刻。団塊の世代の高齢化で大量の医療難民が発生する。2200億円削減は見直さないといけない」(本田宏氏) と主張。同議連会長の尾辻秀久自民党参院議員会長も「(圧縮を) 何とか食い止めなければいけない」と述べ、政府方針の見直しを重ねて求めた。共産党の小池晃政策委員長も「尾辻氏と意見は完全に一致している」と語った。

 一方、自民党の世耕弘成参院議員は「小泉構造改革が生んだ成果を集中的に医療分野に投入したらどうか。道路特定財源の一般財源化、郵政民営化(した会社) の株式売却益も使える」と述べた。(7/28MEDIFAXより)

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