社会保障分野を重視/予算特別枠で菅首相  PDF

社会保障分野を重視/予算特別枠で菅首相

 菅直人首相は8月4日の参院予算委員会で、2011年度予算の概算要求基準で設けられた1兆円超の特別枠について「社会保障の充実につながる分野が最も充実すべき分野だと考えている」と述べ、医療や介護、保育などを重視する考えを示した。櫻井充氏(民主)の質問に答えた。

 医療や介護のマンパワーの現状について菅首相は「慢性的な人手不足であり、需要はある」と指摘。処遇が悪いために人材が定着しないとした上で「ある程度、財政出動して、きちんと対応ができれば仕事に就くことができる。失業率が下がればデフレ脱却にもつながり、医療、介護、保育などの社会保障の充実にもつながっていく」と語った。

 特別枠としてどの予算項目を採用するかに関しては「いろんな意見を含めて、最終的には私の判断になるかと思う」とした上で「社会保障にもっとお金を使うことが重要だと思っている」と述べた。(8/5MEDIFAXより)

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