社会保障・税番号整備に２９.８億円／総務省予算案

　総務省は２０１２年度予算案で、社会保障・税番号（マイナンバー）の整備に向けて２９億８０００万円を計上したＩＣＴ（情報通信技術）を活用する姿勢も打ち出し、被災地でのＩＣＴ活用による新たなまちづくりなどに向けて６０億２０００万円を計上。一部は「東北メディカル・メガバンク」構想に用いられる。教育・医療・環境分野などでのＩＣＴ利活用推進に１９億６０００万円を積んだ。

　総務省は番号制度の整備について、制度導入に向けた地方自治体のシステム構築や、住民基本台帳法など関連法改正に向けて検討していく方針だ。

　ＩＣＴを活用した「東北メディカル・メガバンク」構想では、中核病院と診療所などの情報ネットワーク構築を図る。教育・医療・環境分野などでのＩＣＴ利活用については、分野横断的にデータをやり取りして活用するための基盤整備を目指す姿勢だ。（１２/２７MEDIFAXより）