社会保障は経済を成長させる/菅新政権が発足
政治と金の問題などで退陣した鳩山由紀夫前首相の後を受け、民主党の菅直人代表は6月8日、皇居での首相任命式を経て、第94代の内閣総理大臣に就任した。行政の継続性を重視する菅首相の意向で、長妻昭厚生労働相ら11人の閣僚が再任となった。就任会見で菅首相は「社会保障の多くの分野は、経済を成長させる分野でもある」と述べ、社会保障を負担ではなく成長の柱としてとらえた鳩山前政権の方針を引き継ぐ考えを示した。
新任の主な閣僚は次の通り
▽財務相=野田佳彦前財務副大臣▽官房長官=仙谷由人前国家戦略担当相▽公務員制度改革・少子化担当相=玄葉光一郎衆院議員▽行政刷新担当相=蓮舫参院議員(6/9MEDIFAXより)