社会保障「政府一体で改革」/参院厚労委、細川厚労相が所信  PDF

社会保障「政府一体で改革」/参院厚労委、細川厚労相が所信

 細川律夫厚生労働相は10月19日の参院厚生労働委員会で所信表明を行い、「今こそ、医療、年金、介護、子育て、雇用などの不安をなくし、安心して暮らせる社会保障制度を構築しなければならない。かつての輝きを取り戻し、成長し続ける日本として復活するための最大かつ共通の課題である社会保障について、政府一体となって改革を進める」と述べた。

 細川厚労相は「経済成長、財政健全化と並び、社会保障改革を一体的に実現することも、この政権の重要政策課題だ」とし、経済成長と社会保障を両立させる戦略が重要だと指摘。医療・介護・健康関連産業を成長分野に位置付けた政府の新成長戦略について「工程表に沿ってしっかりと取り組む」と述べた。

 さらに「限られた資源を必要な分野に集中的に投入することにより、社会保障の機能強化を行うことは、人々が地域で働き、高齢になっても暮らし続けられる社会の構築につながる」とし、▽後世に負担のつけ回しをしないための持続可能な社会保障の構築▽社会保障の機能強化のために必要な安定財源の確保▽社会保障の基盤となる番号制度の整備―を併せて議論する必要があるとした。(10/20MEDIFAXより)

ページの先頭へ