研修医の上限枠「医師不足に拍車」/臨床研修見直しで保団連  PDF

研修医の上限枠「医師不足に拍車」/臨床研修見直しで保団連

 保団連は4月17日、臨床研修制度の見直し案について「性急な議論でまとめられた理念なき見直し」とする意見を舛添要一厚生労働相と塩谷立文部科学相に提出した。2004年度に現行制度が開始されてから「5年弱では成果を検証できない」と指摘。募集研修医の定員上限枠について「医師不足に拍車がかかる地域が出てくる」と主張した。

 研修病院の指定基準の強化については「中小病院での臨床研修が制限される」と指摘し、地域の実情や研修医の受け入れ実績を踏まえて対応すべきとした。必修科目の見直しに対しては「研修期間の実質的な短縮を可能とするもので、診療能力が身に付くのか」と疑問を呈した。(4/20MEDIFAXより)

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