看護職の需要、15年に約165万人/需給見通し暫定版
厚生労働省は7月16日、第7次看護職員需給見通しに関する検討会(座長=尾形裕也・九州大大学院教授)に、2011年から5年間の第7次看護職員需給見通しの暫定版を示した。看護職員の実人員の需要は11年の約154万人から、15年には約165万人に増加すると推計した。これに対して供給は約148万人から約164万人になると見込んだ。需要に対する充足率は、96.2%から99.4%に上がるとした。厚労省は、都道府県にヒアリングして数字を精査し、検討会の意見を加えた報告書を10年中にまとめる。
需給見通しを積算するため、各都道府県は病院や診療所、介護老人保健施設など約5万4000施設を対象に調査を実施した。都道府県が算定した需給見通しを積み上げて全国の需給見通しを策定した。(7/20MEDIFAXより)