看護の夜勤72時間、7割が「調整困難」/四病協調査  PDF

看護の夜勤72時間、7割が「調整困難」/四病協調査

 中医協の西澤寛俊委員(全日本病院協会長)は1月29日の総会で、四病院団体協議会の会員病院に勤務する看護部長らに実施した「看護基準に関する緊急アンケート」結果を提示した。回答者の7割以上が、月平均夜勤72時間の勤務調整が困難と答え、今後の看護基準については「柔軟な勤務体系にできることが望ましい」が最多だった。

 「夜勤72時間の勤務調整」が「困難」と回答したのは62.8%で「極めて困難」も8.3%あった。今後の看護配置基準についての意見(複数回答)では「柔軟な勤務体系にできることが望ましい」が73.5%、「現行より緩やかな規制が望ましい」が62.8%と続いた。

 「夜勤72時間規制後の夜勤状況の変化」を聞いたところ、71.1%が「厳しくなった」または「とても厳しくなった」と答えた。「夜勤72時間規制後の医療安全への寄与」は7割以上が「効果はない」または「逆効果」と答え、「寄与した」は22.9%だった。

 四病院団体協議会の会員病院496病院を対象に1月19−21日に実施し、411病院(回答率82.9%)の看護部長・師長や看護職員配置責任者が回答した。(2/1MEDIFAXより)

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