発達障害児支援へ「センター」開設/南丹市、相談や訓練を総合実施
南丹市は4月1日、発達障害児を中心に障害児や保護者を支援する各種事業を行う「市子育て発達支援センター」を同市園部町船岡に開設する。府南丹保健所によると、発達障害に重点を置いて、専門家の相談、障害の軽減や生活能力の向上を図る訓練、保護者への援助などを総合的に実施する施設は府内でも珍しいという。
専門医や作業療法士、言語聴覚士による心理相談や言語相談、クリニックなどがある「発達支援相談」(市直営)、未就学児の生活習慣やコミュニケーション能力をはぐくむ「療育」、放課後や長期休暇に就学児の見守りや日常訓練を行う「日中一時預かり」(ともに民間委託)の3事業を行う。
「発達支援相談」は1日から始め、「療育」と「日中一時預かり」の両事業は4月末の開始を予定している。