療養病床の看護配置6対1の延長要請/保団連
保団連(住江憲勇会長)は8月8日、療養病床の看護職員の配置標準が経過措置の期限切れで2012年4月から引き上げられることについて、経過措置を延期するとともに、医療療養病床・介護療養病床に対する診療報酬の評価を見直すよう細川律夫厚生労働相や衆参厚生労働委員会委員、社会保障審議会委員などに要請した。
医療法施行規則では療養病床の人員配置標準を看護職員4対1・看護補助者4対1と定めているが、12年3月末までは経過措置として、看護職員6対1・看護補助者6対1としている。保団連は、看護職員の不足により人員配置を引き上げられない病床があることや、介護保険法改正に伴って介護療養病床の廃止が18年3月末まで延長されたことを踏まえて、経過措置を延期するよう求めた。また、12年度に予定されている診療報酬・介護報酬改定で現行の人員配置に対する報酬を引き上げることや、介護療養病床の廃止の撤回も求めた。(8/9MEDIFAXより)