病院の耐震化事業、基準額を大幅拡充/厚労省が交付要綱
厚生労働省は6月5日付で、2009年度補正予算に盛り込んだ「災害拠点病院等の耐震化整備事業」の交付要綱を都道府県に発出した。未耐震の災害拠点病院と救命救急センター、2次救急医療機関の耐震補強工事などの費用を助成する。都道府県は医療機関からの要望調査などを踏まえて耐震化整備の事業計画をまとめ、8月28日までに厚労省に提出。厚労省は9月中にも交付決定を行う見通しだ。
09年度補正予算では「災害拠点病院等の耐震化整備事業」に約1222億円を計上。基準額は災害拠点病院と救命救急センターの場合約23.8億円とするなど、従来の医療提供体制施設整備交付金の病院耐震化事業(約7500万円)と比べて大幅に増額。病院の耐震化の一層の促進を図る考えだ。(6/12MEDIFAXより)