甲状腺検査、福島で説明会/小児被ばく線量を個別通知  PDF

甲状腺検査、福島で説明会/小児被ばく線量を個別通知

 国の原子力災害対策本部は8月17日、福島第1原発事故を受け、3月下旬に福島県の0−15歳の子ども約1100人に行った甲状腺被ばく検査について、各人に結果を伝える説明会を同県いわき市で開いた。

 これまでは基準値を超えたかどうかだけが伝えられていた。詳しい結果を知った住民からは、より詳細な調査を求める声が上がった。

 説明会には検査を受けた子どもや保護者約50人が参加、書面で結果が伝えられた。国の担当者が、原子力安全委員会が示した基準値の毎時0.2マイクロシーベルトを超える子どもがいなかったことや、放射性ヨウ素が甲状腺に与えるリスクを説明。

 参加したいわき市平の会社員竹内慶尚さんは、11歳の次男が同0.01マイクロシーベルト、9歳の長女が同0.04マイクロシーベルトだったと説明を受け「2人とも屋内に避難させて同じように行動していたのに差が出たことが不安だ。ホールボディーカウンターで詳細な調査をしてほしい」と話した。(8/19MEDIFAXより)

ページの先頭へ