生活設計に合った資産形成にはやっぱり「保険医年金」!
三井生命保険株式会社ファイナンシャルコンサルタント
内林友志
普段は縁遠い欧州の一国の財政が、世界中のマーケットに重要な影響を与えています。投資マーケットには、一見、順風満帆に価格が上昇している局面でも、常に予測のできないリスクが鳴りを潜めているものです。
リスクを取った運用は、グローバルな経済情勢の影響を大きく受けます。機関投資家でも予見が難しいものを、個人が仕事の傍らでリスクを予期することなど、到底不可能と言っても過言ではありません。
取り分け、先生方は多忙な医業の傍らで、投資商品を研究し、常にマーケットの動向に目を向けるのは大変なことだと思います。やはり安全で確実な貯蓄商品が適しているといえます。将来の生活設計(お子様の教育、ゆとりある老後生活など)を確実に実行する資産形成の準備についてはなおさらです。
安全で確実な貯蓄手段として、先生方の「保険医年金」に対する魅力や有利性は、改めて評価されつつあります。利回りは足下決して高い水準とは言えませんが、市中の金利水準との比較ではいかがでしょう。2009年9月現在の予定利率(1.256%)では、一時払加入のケースで10年後の脱退一時金額は、掛金に対し約9.8%も増加すると予想されます。ただし、月払、一時払の両加入とも短期間では元本割れが生じますが、中長期の視点と税務上の取扱い(受取方法により一時所得/雑所得)をも加味すると、他の運用手段と比べても魅力ある商品と言えるのではないでしょうか。
また、保険医年金の自在性も大きな利点です。年金開始年齢は加入5年以降、自由に設定できます。一般の年金商品では契約時に年金開始年齢(65歳、70歳など)を決める必要がありますが、医師の場合、現役を勇退される時期は期待収入や健康状況により流動的な側面も強く、早くから受取り時期を確定させるには馴染みません。
加えて、年金の種類も一般的な定額型と併せ、加齢による収入減に応じた逓増型(年2%逓増の各15年・20年)が用意されており、先生方のライフスタイルにマッチした年金受取りが可能となります。他商品にない差別化されたメリットが用意されております。もちろん、お子様の大学入学資金や急な設備投資資金などでの一時金引出しにも対応は可能です。
現在、第55次の保険医年金普及期間の最中です。この機会を捕らえて、ご加入がない先生には是非ご検討されることをお勧めいたします。また既にご加入の先生には、月払で上限30口迄、余裕資金の運用先として一時払は1回あたり限度40口(1口50万円)の各ご加入ができます。幾つかの利点を備えた有利性のある保険医年金を、先生方の資産形成の有力な手段としてご推薦をいたします。