現場の現状認識、3年連続改善/日産婦が意識調査  PDF

現場の現状認識、3年連続改善/日産婦が意識調査

 日本産科婦人科学会(日産婦)がホームページ上で10月1日に公表した卒後研修指導施設の産婦人科責任者を対象とした意識調査で、現場の現状認識が年々改善していることなどが示された。

 調査は10年で3回目。現在の産婦人科の状況を1年前と比較してどのように感じているかを尋ねた。744の対象施設のうち62%に当たる458施設が回答した。

 産婦人科全体について、「良くなっている」「少し良くなっている」とした肯定的な現状認識は44%で、2008年の18%、09年の37%をさらに上回った。一方、「少し悪くなっている」「悪くなっている」との否定的認識は17%で、08年の47%、09年の24%に引き続き減少傾向が見られた。良くなっていると感じる理由では、「産婦人科志望者増」が最も多く、「一般・マスコミの理解向上」「待遇改善傾向」が続いた。

 所属する施設の産婦人科について、肯定的認識は08年に30%、09年に39%となったが、今回は40%で横ばいとなった。否定的認識は08年の38%、09年の28%に続き、今回は24%と微減した。(10/4MEDIFAXより)

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