特定保健指導「要件の見直し必要」/厚労省・勝又保健指導室長
厚生労働省健康局保健指導室の勝又浜子室長は3月13日、都内で開かれた「特定保健指導・コンサルテーション受託事業パイロットスタディ合同評価会」(日本看護協会主催)であいさつし、「特定保健指導の要件が本当に適切なのか。見直しをやっていかないといけないと思っている」と述べた。
勝又室長は、日看協が内部に委員会を設置して、保健指導プログラムの効果を評価する指標の検討を行っていることに触れ、「私どもとしても、実施要件が本当に適切なのか、もっとやりやすい保健指導はどういったものがあるのか検討していく」と述べた。
また、保健指導の質の向上の必要性も指摘。「これまでの保健師の活動を振り返ると、保健師が個々にやっていた保健指導を、誰かに客観的に評価してもらうということをしてこなかった」とし、「できるだけ密室化からオープン化し、さまざまな人に評価してもらいながら、力量アップするということをやっていく必要がある」とした。(3/16MEDIFAXより)