特別枠に「ヘルスケア産業創出」/経産省概算要求
経済産業省は9月29日、2012年度予算の概算要求を公表した。新成長戦略などに充てる特別枠「日本再生重点化措置」には、医療機器と技術の一体的な海外展開など「ヘルスケア産業の創出」に33億円を要望。経済連携の推進に向け、外国人看護師・介護福祉士候補者に対する事前研修事業も新規に盛り込んだ。
ヘルスケア産業の創出では、医療機器産業分野の輸入超過を改善するため、医療現場が抱える課題の解決に役立つ医療機器の開発を中小企業と連携して推進。さらに、医療サービスと医療機器などが一体となった海外展開を推進するとともに、外国人患者の受け入れ推進のための環境整備を行う。
外国人看護師・介護福祉士候補者に対する事前研修事業には、6.3億円を要望。経済連携協定(EPA)に基づく候補者に対し、日本語教育など来日前に必要な研修を行う。(9/30MEDIFAXより)