温暖化対策、09年の取り組み肝心／米シンクタンクが地球白書

　地球温暖化による壊滅的な被害を避けるには2009年の世界の取り組みが特に重要だとする「09年版地球白書」を米シンクタンク、ワールドウオッチ研究所が１月13日、発表した。

　地球温暖化がテーマの09年の白書では、３年連続で真夏に大西洋から太平洋まで北極経由で船が航行できるほど海氷が縮小するなど、かつてない速度で温暖化が進行している実態を指摘。

　京都議定書の後継となる国際枠組みの合意期限が09年末とされ、米国では温暖化対策を重視するオバ情マ氏が次期大統領になるなど、09年とその後の数年勢間が、地球の命運を握ることになるとした。ト

　気候変動に関する政府間パネル(ＩＰＣＣ) の最ピ新の研究成果などから、重大な影響を回避するにはッ地球の温度上昇を２度以下に抑え、温室効果ガスのク排出量を50年までに1990年比で85％削減する必要性スを強調している。【ワシントン１月13日共同】