消費増税1%で社会保障「充実」、4%で「安定化」
政府は1月20日、社会保障・税一体改革の関係5大臣会合を開き、一体改革の広報に関する基本方針をまとめた。消費税の増税5%分について今後は、社会保障の充実に1%程度(2.7兆円)、社会保障の安定化に4%程度(10.8兆円)を充てると説明する方針だ。これまでは、機能強化に3%分、機能維持に1%分、消費税引き上げに伴う社会保障支出等の増に1%分を充てると説明していた。しかし、民主党内などには、社会保障支出等の「等」を疑問視する声があった。「等」に防衛費などが含まれていると政府側から聞いた民主党議員もいる。今回の基本方針では、「増税分は、全額社会保障財源化し、国民に還元。官の肥大化には使わない」と記している。(1/23MEDIFAXより)