消費増税は不可避/福田首相「決断の時期」と強調
福田康夫首相は6月17日、都内で主要8カ国(G8) の通信社によるインタビューに応じ、消費税について「日本は世界有数の高齢化社会だ。その国が5%でやっていることで、これだけ財政赤字を背負っている。そのへんのところを決断しないといけない。大事な時期だ」と述べ、引き上げは避けられないとの認識を表明した。これは2008年秋の税制抜本改革では道路特定財源の一般化にとどまらず、消費税増税についても本格的に議論する意向を示したものだ。同時に首相は「国民世論がどう反応するか一生懸命考えている」と述べ、世論の動向を慎重に見極めながら判断する考えを示した。(6/18MEDIFAXより)