消費増税「避けて通れない」/党首討論で麻生首相
麻生太郎首相は6月17日、民主党の鳩山由紀夫代表との党首討論で、社会保障の財源として「消費税は避けて通れない」との認識をあらためて示した。麻生首相は、少子高齢化が進んでいる現代社会で社会保障政策を実施するためには「財源問題の話なくして対応はできない」と表明。経済状況の好転を前提とした上で「消費税を含めて、税の抜本改正をやらせていただく」と述べた。
鳩山代表は、社会保障費の財源について「徹底的に無駄遣いをなくしたいという方向から始めたい」と主張。大規模な公共事業の廃止などで「20兆円くらい新しい政策に予算を計上したい」と見積もった。また、消費税増税に関して「4年間、(民主党が)政権を取っても増税をしない」と明言した。社会保障費に消費税を充てるとの考えに対しては「本来なら消費税を上げないで済む話」と切り捨てた。(6/18MEDIFAXより)