海外プロモーションで連絡会発足へ/医療観光で観光庁  PDF

海外プロモーションで連絡会発足へ/医療観光で観光庁

 海外に対する医療観光の発信力を高めようと、観光庁は近く、医療観光に取り組む関係者が参加する「医療観光プロモーション推進連絡会」を発足させる。全国各地の自治体が医療観光の推進に乗り出す中、先行事例を関係者間で共有して海外向けプロモーションを支援し、医療観光の推進につなげる考えだ。

 医療観光は政府の新成長戦略で国家戦略プロジェクトの1つに挙げられ、政府は2012年度からの本格受け入れ開始を目指し、体制整備に乗り出している。

 ただ、医療観光の分野でタイやマレーシア、韓国などに遅れをとる日本にとっては、海外での認知度を高めることが課題の1つとなっている。観光庁は10年度、旅行会社と共同で海外メディアに広告を掲載したり、現地旅行代理店や医療関係者との商談会を開催したりするなど、海外向けプロモーションに力を入れている。

 近く発足する連絡会では、医療関係者や旅行関係者、自治体など医療観光に取り組む関係者が参加。セミナーやフォーラムを開催するなどして、先行事例を関係者間で情報共有するほか、観光庁も情報提供や助言を行い、海外向けプロモーションを支援する。

 観光庁は現在、ホームページ上で関係者に対し連絡会への参加登録を呼び掛けている。(12/22MEDIFAXより)

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