浜通り地方の地域医療を再生/福島県の「復興計画」たたき台  PDF

浜通り地方の地域医療を再生/福島県の「復興計画」たたき台

 福島県は10月2日の福島県復興計画検討委員会第1分科会に提示した「福島県復興計画」のたたき台で、「浜通り地方の地域医療を再生するための事業」を盛り込む方針を示した。東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う緊急時避難準備区域の解除により地域住民が戻った際の医療体制を確保するとともに、浜通り全体の医療体制の強化を図る。「福島県復興計画」のたたき台で、今後検討する事業例に挙げた。

 福島県は東日本大震災後の復興計画策定に向けて同委員会を設置し、具体的な議論を進めるため3分科会を設け、8月11日に決定した「福島県復興ビジョン」に基づく主要施策を各分科会に割り振った。第1分科会が担当する主要施策の「応急的復旧・生活再建支援・市町村の復興支援」には「教育・医療・福祉の維持確保」が盛り込まれ、地震・津波に加え、原発事故でも甚大な被害を受けた浜通り地方の「医療体制の早急な復旧」を具体的取り組みとして打ち出した。「浜通り地方の地域医療を再生するための事業」は復興計画のたたき台で、同県が今後、財源確保を含めて検討する事業として例示した。

 同分科会は主要施策の「原子力災害の克服」も担当する。この中に盛り込んだ「全ての県民の健康の保持・増進」では、「県立医科大学での放射線医学に関する研究や診療機能の強化」を具体的取り組みに挙げ、今後検討する事業として「放射線医学・最先端診断治療センターの整備」「最先端医療提供のための人材確保」を例示した。このほかの具体的取り組みでは「放射線健康障害の早期診断・最先端治療拠点を創設」「国際的な保健医療機関の誘致」「疾病予防・早期発見・早期治療による保健医療先進県の創造」などを示した。(10/4MEDIFAXより)

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