派遣労働者受け入れ、介護施設の4分の1/
介護労働安定センター調査
介護施設の4分の1が派遣労働者を受け入れていることが、介護労働安定センターの「2007年度介護施設雇用管理実態調査」で分かった。派遣労働者を受け入れている理由で最も多いのは「正社員を募集しても集まらないため」で、介護職員の人材難がここでも露呈した形だ。
調査は07年11月から12月にかけて、全国の介護施設系の事業を行っている事業所4818施設を対象に実施。有効回答率は42.7% (2052事業所) だった。
事務職を除いた派遣労働者を受け入れている事業所は全体の24.3%で、職種(複数回答) を見ると、介護職員が最も多く、次に多いのが看護職員だった。派遣労働者を受け入れている理由(複数回答) では「正社員を募集しても集まらない」が54.8%。次いで「社員の欠員を一時的に補う」(51.8%) など人手不足を理由にしたものが多かった。
一方、外国人労働者の受け入れ状況については、「現在活用している」と答えた事業所は全体のわずか5.1%。「活用したことがない」が86.9%と大多数を占めた。今後の受け入れについては、「受け入れる」が12.5%。「受け入れない」と答えたのは16.4%。大多数の67.2%は「分からない」と答えた。(9/1MEDIFAXより)