母乳中の放射性物質「不検出か微量」/厚労省が調査結果  PDF

母乳中の放射性物質「不検出か微量」/厚労省が調査結果

 東京電力福島第一原子力発電所の事故に関連して、厚生労働省は母乳中の放射性物質濃度について調査し、対象となった23人の母乳中の放射性物質濃度は「不検出(検出下限以下)か微量の検出だった」とする結果を公表した。

 調査は▽避難指示等地域、出荷制限などが行われた飲食物の産地、水道の飲用を控えるよう依頼された地域に居住または居住していた▽避難指示や摂取制限などの行動に関する指示を守っている―福島や関東地方の乳児を持つ女性を対象に実施。23人(福島4人、茨城9人、千葉2人、埼玉1人、東京7人)の母乳中の放射性ヨウ素と放射性セシウムを測定したほか、授乳状況や食事・行動などの基本情報についても調査した。

 母乳の放射性物質濃度については食品衛生法の牛乳・乳製品の暫定規制値を踏まえ、放射性ヨウ素が100ベクレル/キログラム、放射性セシウム200ベクレル/キログラムを指標とした。(5/9MEDIFAXより)

ページの先頭へ