死亡数、戦後最大の125万3000人/11年人口動態統計月報年計
厚生労働省大臣官房統計情報部人口動態・保健社会統計課は6月5日、2011年人口動態統計月報年計(概数)を公表した。死亡数は125万3000人で、戦後最大。一方、出生数は105万1000人で、調査を開始した1899年以降最少だった。
出生数は前年から2万606人減の105万698人。出産した母親の年齢(5歳階級)別に出生数をみると、34歳以下の各階級では前年より減少したが、35歳以上の各階級では増加した。
死亡数は125万3463人で、前年から5万6451人増加。死因別にみると、第1位が悪性新生物で、全死亡者に占める割合は28.5%。第2 位が心疾患(15.5%)、第3位が肺炎(9.9%)だった。厚労省は「全死亡者のおよそ3.5人に1人は悪性新生物で死亡したことになる」としている。
死産数は2万5755胎で、前年より805胎減少。死産率は23.9で、前年の24.2を下回った。死産率のうち自然死産率は11.1で、人工死産率は12.8だった。
婚姻件数は前年から3万8315組減少の66万1899組。離婚件数は前年から1万5644組減の23万5734組だった。(6/6MEDIFAXより)