有床診の平均在院日数、短縮傾向で15.5日/厚労省11年度推計
厚生労働省は8月24日に公表した2011年度の「医療費の動向」調査で、厚労省調査としては初めて有床診療所(医科診療所)の推計平均在院日数などを示した。推計では、11年度の有床診の平均在院日数は15.5日で、前年度に比べて0.3日短縮(2.3%減)した。
厚労省保険局調査課は、有床診の平均在院日数など医療機関の入院医療費を解析するための新たな指標について、06年度から11年度までの推計結果を示した。有床診の平均在院日数は06年度が17.1日で短縮を続け11年度に15.5日となった。
有床診の推計新規入院件数(入院発生)は06年度に1.1%増の143.5万件となったが、07年度以降は5年連続で減少しており、11年度は2.3%減の128.6万件だった。推計1入院当たり医療費は06年度に3.8%減の26.2万円となったが、07年度以降は伸び率がプラスに転じ、11年度は伸び率0.0%の29.0万円と推計した。(8/29MEDIFAXより)