有床診の一般病床短期入所「活用を」/日医・三上常任理事
日本医師会の三上裕司常任理事は8月1日、熊本市で開かれた全国有床診療所連絡協議会総会で講演し、2009年度介護報酬改定で有床診療所の一般病床でも短期入所療養介護(ショートステイ)が算定できることになったことについて「特に要介護度の低い人については病院よりも高い点数となっている部分がある。活用してほしい」と訴えた。
有床診療所一般病床の短期入所の1日当たり報酬単価は、多床室で看護6対1、介護6対1の場合、要介護度1で827点(病院の介護療養病床では756点)、要介護度2で879点(同867点)など、要介護度の低い人の点数は病院と比べて高く設定されている。三上常任理事は「医療保険の一般・療養病床の入院基本料は病院と比べて低く設定されているが、ニーズは確実にある」と説明し、介護支援専門員(ケアマネジャー)との連携による短期対応の重要性を訴えた。(8/4MEDIFAXより)