月またぎの合算「難しい」/高額療養費で厚労相
長妻昭厚生労働相は4月27日の参院厚生労働委員会で、1カ月単位で算出されている高額療養費について、月をまたいで合算することは「今の時点では、非常に対応は難しい」との考えを示した。津田弥太郎氏(民主)の質問に答えた。
津田氏は「月をまたぐか、またがないかで、医療費の軽減が受けられたり受けられなかったりする。患者側から見て合理性はあるのか」と指摘。長妻厚労相は「1カ月単位でなければ、どこで区切るか。2カ月にしても、3カ月にしても同じ問題は起こる」とし、基本的にはレセプトの計算は月単位で行われているため、対応は難しいとの認識を示した。
津田氏はさらに「現行制度を基本としつつ、何らかの事後的なフォローを早急に行うべき」と求めた。足立信也政務官は、レセプトの電子化の進展を踏まえて検討する意向を示した。(4/28MEDIFAXより)