最終処分場、国の要請あれば検討/放射性廃棄物で福島の町長  PDF

最終処分場、国の要請あれば検討/放射性廃棄物で福島の町長

 東京電力福島第二原発の1、2号機が立地する福島県楢葉町の草野孝町長は3月15日、記者会見し、原発の使用済み核燃料再処理で生じる高レベル放射性廃棄物の最終処分場の誘致について「国から要請があれば検討したい」と語った。

 草野町長は「国から要請があれば無視できない。安全性が確認でき、住民の理解が得られれば、誘致を検討する」と話した。現時点では国の要請はないとしている。

 国は2002年から全国の市町村を対象に最終処分場を公募しているが、選定は難航している。07年に高知県東洋町が初めて調査に応募したが、町長選で反対派の候補が当選し撤回した。

 最終処分場は、ガラスとともに固化体にした高レベル放射性廃棄物を30メートルより深い地層に埋める施設。【共同】

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