時間外の特別料金徴収、増加傾向/厚労省、選定療養の届出調査  PDF

時間外の特別料金徴収、増加傾向/厚労省、選定療養の届出調査

 救急外来患者の時間外受診の増加を受け、軽症の救急患者に対して時間外の診療自粛を促すため、特別料金を徴収する病院が増えている。厚生労働省が3月25日の中医協総会で報告した選定療養の届出状況では、2005年7月で123施設だったのが08年7月には212施設に増加した。

 時間外診療での選定療養の届出は、山形大病院や群馬大病院など国立大学病院をはじめ、岡山赤十字病院、徳島赤十字病院、前橋赤十字病院などの公的病院、焼津市立総合病院、藤枝市立病院などの自治体病院で広がっている。

 厚労省の届出調査によると、2000床以上病院での初診の特別料金についても、05年7月の1134病院から08年7月は1180病院と増加傾向となっている。

 一方、入院期間が180日を超える入院での特別料金を徴収している施設は、05年7月に7253施設あったのが、08年7月には4297施設と減少傾向が顕著だ。徴収料金(1人1日当たり)の最高額は6360円となっている。(4/10MEDIFAXより)

ページの先頭へ