日本の資格なしで診療/仙谷氏、制度改正を 検討  PDF

日本の資格なしで診療/仙谷氏、制度改正を検討

 仙谷由人国家戦略担当相は3月21日、日本の医師免許を持たない外国の医師でも、一定の技術レベルが認められれば日本国内で診療が行えるよう制度改正に乗り出す考えを示した。「外国人の医師は現在、日本の試験を受けないといけない。世界的なレベルの医者に失礼だ。そういうことは取っ払うよう仕掛けたい」と述べた。視察先の神戸市で記者団の質問に答えた。

 最初は、特別に地域や医療機関を指定し規制緩和を進める意向とみられ、6月に策定する政府の成長戦略に盛り込みたい考えだ。行政刷新会議の規制改革の議論でも取り上げるよう求める。

 同時に、医療行政を担う厚生労働省医政局について「誰も責任を取りたくないから、何もしない態勢になっている。存在が邪魔になるなら解体しないといけない」と述べ、組織見直しに強い意欲を示した。(3/24MEDIFAXより)

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