新高齢者制度の公聴会「改善を」/保団連  PDF

新高齢者制度の公聴会「改善を」/保団連

 保団連(住江憲勇会長)は8月6日、厚生労働省が開催した後期高齢者医療制度廃止後の新たな制度に関する公聴会の在り方について、改善を求める要望書を長妻昭厚生労働相らに提出した。

 要望書では、「今回の『公聴会』は全体として一方的な説明が行われただけで、さまざまな声を最初から黙殺するかのような運営だったと報告を受けている」とし、「これでは『公聴会』の名に値しない、その場を取り繕う形式上の会合とのそしりは免れない」と断じた。老人保健法に基づく制度に戻して国民的討議を行い、最終的には国が責任を持って患者・国民の受療権を保証する制度を確立するよう求めた。

 公聴会の在り方については▽出席者の意見を聞く場にふさわしい運営に改める▽少なくとも高齢者をはじめ、医療サービスを提供する当事者の発言を保証する―の2点を求めた。(8/9MEDIFAXより)

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