新規HIV感染者・エイズ患者、6年連続で過去最高/08年報告
2008年の新規HIV感染者と新規エイズ患者は合計1545人で、過去最高に上ったことが2月18日、分かった。厚生労働省・エイズ動向委員会が同日、発表した。過去最高の更新は6年連続。
08年の年間報告(速報値)によると、新規HIV感染者は113人、新規エイズ患者は432人でともに過去最高。感染者・患者の合計を年齢別に見ると、30 代が559人で最も多く、20代の377人、40代の303人、50 歳以上の283人と続いている。30代で前年から減少したほか、40代では同数、それ以外の年代では前年よりも増加。特にエイズ患者では50歳以上で大幅に増加しているという。感染経路では、同性間性的接触がHIV感染者の69%、エイズ患者の44%を占め、最も多かった。
保健所などによるHIV抗体検査の件数も、17万7156件(前年比2万3340件増)と過去最高。保健所への相談件数は過去3番目に多い23万91件(同1万574件増)だった。(2/19MEDI FAXより)