新潟で産廃から放射性廃棄物缶/環境影響なしと日本原電  PDF

新潟で産廃から放射性廃棄物缶/環境影響なしと日本原電

 日本原子力発電は1月10日、「日本原子力発電(株) 東海発電所」「放射性廃棄物」の文字と放射性物質を示すマークが記載されたドラム缶1本が、新潟市西蒲区の産業廃棄物処理施設で投棄されているのが見つかったと発表した。

 中に赤っぽい液体状の物質が入っていたが、放射線測定の結果、周辺環境への影響はなかったという。同社は捨てられた経緯や物質などを調べている。

 日本原電などによると、新潟市でドラム缶が発見されたのは2008年12月19日だったが、同市が経済産業省原子力安全・保安院に連絡したのは1月9日。保安院は9日、日本原電に伝えた。

 茨城県東海村の東海原発で放射性廃棄物を入れる同型のドラム缶は黄色だが、見つかったのは緑色。日本原電は以前に緑色のものを発注したことがあるか調査している。

 ドラム缶には廃棄物を入れる際に記載する7けたの管理番号が書かれておらず、同社は中身が放射性廃棄物である可能性は低いとみている。【共同】

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