新年度にあたって 保険部会  PDF

新年度にあたって 保険部会

副理事長 鈴木 卓

副理事長 鈴木 卓

同時改定等への対応から細やかな日常診療サポートまで

 前年度に引き続き保険部会を担当することとなった。保険部会は日常の保険診療に関わる色々な問題や疑問に的確に、迅速に対処することをモットーに取り組んでいる。会員の先生方には一番身近な存在として何でも申しつけていただきたい。とはいえ、新しい理事・事務局員体制での船出で、何かと不行き届きな点が出てくるかもしれない。どんどんご意見をいただき、それを糧に改善・成長していきたいと考えている。会員の先生方の声が、活動の源泉である。

 今期は診療報酬・介護報酬同時改定の年度に当たる。いろいろ厳しい状況の中で、日本の医療建て直し課題を進めようとしている我々医療提供側にとって、大変な交渉・運動になると予想している。会員の要望を容れながら中医協や厚生労働省にしっかり医療の現状と医療側の要求を訴えていきたいと思っている。また改定に向けた様々な情報を集めて、いち早く会員にお伝えし、適宜まとめて改定点やその問題点の説明会を開催する予定である。

 更に、より大きく今後の日本の姿を左右してくると思われる「税と社会保障一体改革」及び「社会保障・税番号制度」の問題を政策部会と連携しながら取り組んでいきたい。これらが法制化されると、医療・介護の枠組み、更には診療報酬体系が再編・固定化されると思われる。例えば、高度急性期医療に集中投資し、一般病床数の削減と在院日数短縮を図る、他方慢性期医療は在宅や介護にシフトさせ医療費削減を図る、などなど。またレセプト情報収集や国民番号制により、国民の様々な情報を名寄せし、医療機関や個人の収支(税金や保険料の納入と年金・医療・介護の給付、公費負担の受給等)を一元管理する制度や、この過程で得られる個人情報を様々に活用して民間産業の拡大を図っていく構想も現実化していくことになる。民間の中には生命保険会社も入っており、由々しき問題と思われる。

 さて保険部会は他にも、保険診療とは何か? 保険指導はどう行われるか? などについて開業前から息の長いサポートを行っている。指導に対しては、お求めがあれば弁護士帯同を斡旋している。また日常診療に関連したアップツーデートな話題を、社会保険研究会や保険審査通信検討会報告を通じて情報提供している。今後も保険部会へのご指導とご鞭撻を宜しくお願い致します。

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