新年度にあたって 総務部会  PDF

新年度にあたって 総務部会

副理事長 鈴木 由一

「困ったときの協会」目指して

 5月27日、医療保険制度改革関連法案が成立した。きわめて短い審議時間で、議論を尽くしたとは言えない状況の中、市町村国保の都道府県化をはじめ、患者申出療養、入院時食事療養費見直しなど、医療の姿が大きく変わる法律が成立したと言える。
 この動きに対し、協会は成立前日、「医療保険制度改革関連法案を可決させてはならない」とする談話を発表した。談話では、国民皆保険体制の転換を狙うこうした法案に対し、皆保険体制の堅持・拡充・発展こそが、国民の医療保障を前進させる道であることをあらためて確認しなければならないとしている。
 我々は保険医として、専門家であるからこそ、国のこうした動きに対峙しなければならない。そして、そうした保険医の声を国政、あるいは自治体に届けるために、また、一人では無理でも、多くの医師が結集し力にするために京都府保険医協会は設立されたのだ。国民皆保険制度の大きな転換期である今こそ、一人でも多くの医師に協会に参加していただき、公的責任を放棄しようとする国政へ襟を正すよう求めていきたい。
 そのためにも、組織の強化は大変重要と考えている。協会の会員数は5月末現在2424人で、ここ数年会員数は減少してきている。協会では、開業資金をはじめとして、各部会との連携で、総合的な開業のお手伝いに努めている。また、開業後には各種共済制度の利用の呼びかけ、保険請求の疑問や審査・指導・監査への対策などにも親身になってお答えし、訪問活動や開業後の医業経営の安定化へのお手伝いをしている。さらに近年増えつつある医院の継承、または閉院をよりスムーズに行えるように、各種相談室の活用をおすすめするなどの助言をしていきたい。
 その他にも、毎回ご好評いただいている、ほっと一息つけるジャズの会やワインの会など、文化活動も精力的に取り組んでいる。こうした活動を通じて、協会を身近に感じてもらい、より多くの会員諸氏に活動にご参加いただければと願っている。
 7月26日には協会の定期総会が行われるが、総会に続いて行われる講演会・懇親会は、会員との懇親の場として定着してきた。ひとりでも多くの会員にご参加いただき、協会活動について声を聞かせていただければと思う。
 垣田理事長のもと2期目となる今期も、4人の新しい理事を迎え、会員のための協会、困ったときの協会、何でも相談できる協会を目指して頑張っていきたい。ご支援ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。

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